高圧ケーブル技能認定研修に参加しました。
先日、高圧ケーブル技能認定研修に参加しました。
この資格は高圧で使用する6600V CV(CVT)ケーブルの端末作業を行うために必要な資格です。
1種電気工事の資格があれば、講習会終了後、高圧ケーブルの端末工事を行うことができます。
2種電気工事の資格の方は講習会参加可能ですが、終了しても工事を行うことができません。1種を頑張ってとりましょう。
※ちなみに1種電気工事の資格があればこの講習を受けなくても高圧ケーブル端末作業を行うこと自体違法ではないそうです。
ただし民間規定として設けている研修なので、受講すべきだと思います。
この高圧ケーブル技能認定は現在、一回受講すれば永久に利用できる資格なのですが、
平成29年度以降の研修からは、5年の有効期限付きになるそうです。
5年の一度の講習会に参加する必要が出てきますので、
この認定講習の受講を考えている方は今年度(28年度)中の受講をおすすめします。
関西ではすでに期限付き認定講習で、別途更新講習会が開催されているようです。
関東と関西でルールが異なるのですね。
以前、調べたことがあり更新があるのかないのか、混乱していましたが、
地域によって違っていたわけですね。
関東も来年からは期限付きになります。
なお、認定講習がない地域もあるそうです。
さて、講習会の内容ですが、ざっくり以下のような内容です。
1日目
午前:座学 高圧ケーブルの種類について、なぜ端末処理が必要なのかどうか
確認テストがありますので、眠ってはいけません
午後:耐塩用屋外端末実習
2日目
午前:屋外端末実習
午後:屋内端末実習
という内容でした。
今回の実習では、用意する工具が非常に多くて大変でした。
特に用意が大変だったのは半田ごてです。
講習会には30人くらいの参加者がいるので
全員電気式半田ごてを使用すると、会館のブレーカーが落ちます。
そのため、トーチランプ+金ゴテを持って来いという指定でした。
金ゴテを手に入れるのは大変でした。ネット経由にてゲットしましたが、
今時こんなものは使わないですよね。
実際講習では、ガス半田ごてを使っている方もいました。
ガスの容量が小さいものだとうまくはんだを溶かせないということでしたが、
普通に作業をしていたように見えました。冬でなければ大丈夫かもしれません。
この講習会では座学よりも実技がメインになります。
3人一組でチームを組み、全員が各々端末を仕上げます。
やり慣れていそうな人もいれば、初心者のような方もいました。
私も高圧ケーブルの端末は初めてなので
初心者にあたるでしょうか?
なかなかドキドキするものです。
一つ一つ手順を追っていけば特に難しいということはありません。
ただし、電線の皮むきなどやはり経験がものを言う点は多く、
数をこなす必要があるなあと実技講習で実感をいたしました。
端末方法は、1つではなく、メーカーの端末材により手順が異なるようなので
講習会の内容はあくまで基本中の基本。
後は手順に従い臨機応変に工事を行う必要があります。
私は特に絶縁体の皮むきに時間がかかりました。
ナイフをよく研いでいったつもりなのですが、
剥くのにとても時間がかかってしまいました。
まだまだ経験が足りないようです。
悪戦苦闘しながらもなんとか端末を仕上げ、
無事に研修を終えることができました。
何事も経験ですね。また一つステップアップできました。
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