インターネットはすでに生活の一部

インターネットが普及しだしてから15年くらいたちます。

私はこのインターネットが流行りだした頃をよく覚えています。情報技術科の高校生でWindows95が発売になり、パソコン通信からインターネットに切り替わるタイミングだったからです。ちょうど15年くらい前です。

当時は今ほどの情報量はなく、どちらかというとマニアックな情報しかありませんでした。

商売に利用するよりもまえに、技術情報の検索や、ちょっとアンダーグラウンドな情報やそういったものが多かったことを記憶しております。

いまではインターネットといえば、商売には当たり前だし、電子メールも携帯やスマートフォンを使って当たり前のように使っていますね。

インターネットが普及する前、情報源はテレビ、新聞、本屋だけでした。とくに本屋が与える影響は絶大で、いい技術本や教科書に巡り合えるかは本屋の腕次第でした。どのような本が出版されているかも調べることもできなかったので、近所の本屋にある数少ない２、３冊の本の中からどれがいいかをよく選んでいたものです。場合によっては秋葉原まで未知の本を探しに行ったこともありました。高校生にとっては遠出でしたｗ（といっても電車で60分くらい）

いまではインターネットを通じ大量にある本の種類から選ぶことができるようになりました。数が多いとそれはそれで大変ですが、自分に合ったものを探すことができるようになりましたね。

本当に便利な世の中になったものです。インターネットが普及する前は、私たちは周りにある限られたものから情報を得ることしかできませんでした。そのため、情報が偏ったり、情報すら入ってこないようなことがありました。しかしインターネットの場合、情報は自分で探しまわることができるようになりました。すべてが確かな情報ではありません。でも、それ以上に得られるものが大きい。この技術は大変素晴らしいものだと改めて感じてしまいました。

反面、ちょっと悲しいこともあります。それは新聞や雑誌の衰退です。インターネットは自分で情報を探し回ることができ、ある程度の情報はすぐに見つけることができます。しかし、そのほとんどは自分に興味がある情報だけしか探していない場合が多いです。

雑誌や新聞は自分に興味がない（といってもなにかしらの関連はあるだろうが）情報が目から情報として入ってきます。スルーしてしまう情報がほとんどかもしれません。しかし中には気になる情報もあります。その情報により自分では検討もつかなかった新しいアイデアが浮かぶこともあると思うのです。自分が知らない情報を知ることができる役目を雑誌や新聞が果たしているのだと思います。好きな情報だけを選んで検索できるインターネットとは少し違う役割です。

私はインターネットと、雑誌新聞の両立を望みます。

インターネットは興味のある知りたい情報を掘り下げて検索することができる。

雑誌・新聞は興味のない知らない情報を知ることができる。

インターネットはすでに生活の一部になりました。インターネットがなければ生活していくことが難しいほど浸透しました。技術の進歩ってすごいですね。人間ってすごいですね。次にどんな技術がでてくるのか楽しみです。